2023/04/05

【初心者向け】今から始める!Twitterマーケティングの基礎

マーケティング

皆様はTwitterマーケティングをご存じでしょうか。

「最近よく聞くけれど、どのようなものなのか?」

「企業経営者として今からでも始められるのか?」

「他のSNSマーケティングとはどのような特徴の違いがあるのだろうか?」

そのような思いでこちらの記事にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。また、実際に最近運用し始めたはいいものの、思うように伸び悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回の記事では「これからTwitterマーケティングを始めたい」「Twitterマーケティングを始めたばかり」という皆様へ、Twitter関連の基礎をお伝えさせていただきます。自社に合ったSNSマーケティングかどうか検討するなど、成長戦略にお役立ていただけたら幸いです。

1.Twitterマーケティングとは

1-1Twitterマーケティングとは?Twitterの特徴は?

Twitterマーケティングとは、「Twitterを利用して商品やサービスをPRし、売り上げや認知度をアップさせる」手法のことで、近年多くの企業が取り入れているSNSマーケティングの一つです。主な方法としては、「Twitter企業アカウントの運用」「Twitter広告でのPR」「Twitterキャンペーン」が挙げられます。

Twitterは2006年にサービス開始となった、アメリカに本社を置く世界最大の「短文系SNS
」です。国内では4500万人が利用しており、国内のウェブサイトランキングでは8位に入っています(2022年12月現在)。2022年には、イーロン・マスク氏により買収されたことでも話題になりましたね。Twitterの対象年齢は13歳以上であり、ユーザー層としては10-20代が多く、平均年齢は30代半ばだと考えられています。

特徴は最大140字(半角280字)までの短文と写真・動画(140秒まで)などをツイート(投稿)できることです。短文ならではのメリットとして「要約の練習をするのにもってこい」だと言われたり、「#140字小説」などといった投稿も見受けられ、限られた文字数だからこその楽しみ方を見出している方も多く見かけます。俳句や川柳の良さに似たものを感じます。また、短文での情報発信や他者とのコミュニケーションが可能なため、即時性に優れており、リアルタイムのチャットのような感覚で用いることもできます。

1-2代表的な成功事例は?

筆者が真っ先に思い浮かんだ成功事例は、「SHARPシャープ株式会社」です。大手家電メーカーで皆さんご存知の企業ですよね。企業公式アカウントと聞くとお堅いイメージを持たれる方も多いと思いますが、こちらの公式アカウントでは中のSNS担当者は「シャープさん」と呼ばれ、フランクな文体での発信で親しみやすいことで有名です。筆者はこれで実際にSHARPの商品を購入したわけではありませんが、好印象を抱いていることには間違いなく、SHARP製品を目にした際にはきっとTwitterでの投稿を思い出すことでしょう。

このように、商品やサービスのPRのみならず、アカウント自体の運用スタイルも重要になってきます。こちらは後述する「気になるTwitterマーケティング戦略」の項目で詳しくお伝えします。

1-3どのような分野で介入できる?相性がいい分野は?

主な業界は食品・飲料、飲食店、美容、ファッション、インテリア、スポーツ、玩具、旅行、アミューズメントなどですが、基本的にどの分野でも介入可能だと考えられています。

かつては食品・飲料業界と相性がいいと言われておりましたが、比較的若年層のユーザーが多いこともあり、近年では漫画アプリ、ゲームアプリ、アニメ業界などとも相性がいいと考えられております。

2.Twitterマーケティングのメリット

2-1特定のターゲット層へPRしやすい

Twitterは複数のアカウントを利用できるため、用途によって使い分けている方も多いです。ちなみに筆者も複数のアカウントを用いており、学生時代の友人との会話用、副業関連の情報収集や宣伝用、好きなスマホゲームの情報収集やプレイ状況発信用、ペットの成長記録用などがあります。

好きなゲーム用のアカウントでは、同じくそのゲームを好きな方々をフォローしているため、その方々のツイートやRTなどでゲームの関連グッズ情報などが自然と目に入り込んできます。同様に、ペット用のアカウントでは、同じようにペットを飼われている方々をフォローすることが多く、おすすめのペットフードやグッズなどの情報が入り込みやすいです。匿名で趣味嗜好が近いクラスターが発生しやすいため、「企業→ユーザー」間だけでなく、「ユーザー→ユーザー」間でも商品やサービスを宣伝し合ってもらえることが期待できます。

2-2情報の即時性に優れている

例えば、地震発生時にはテレビよりも先に「地震きた!」といったツイートが沢山投稿されます。地震速報に関する公式アカウントもあり、テレビが見れない状況でも情報収集に役立ちます。先日のサッカーW杯では、「○○がシュート決めた!」「試合終了まであと○○分!」などとリアルタイム実況ツイートが溢れ返っており、テレビを見ずともその光景がまじまじと伝わってくるほどでした。

筆者が先日テレビでM-1グランプリを視聴していた際には、同時にTwitterも開いて他のユーザーの感想ツイートを見ておりましたし、「最終順位を予想ツイートして、当たるとプレゼントがもらえる」という番組企画もやっていたため、リアルタイムで参加しておりました。このように、企業がリアルタイムでユーザーを巻き込んだ企画を実施するのに向いていると言えます。

2-3情報の拡散性に優れている

拡散性を活かした、「フォロー&RTキャンペーン」を多くの企業が取り入れています。筆者が今試しに自身のTwitterのタイムラインを覗いてみたところ、「フォロー&RTをしてくださった方から抽選で○○名様に、このスイーツ(自社の商品)をプレゼントします」「フォロー&RTをしてくださった中から抽選で○○名様に、Amazonギフト券1万円分をプレゼントします」などといった投稿が、知人のRTで流れてきておりました。

自身で能動的に情報収集しようと思わずとも、自然と周囲から情報が入ってきやすいSNSであると言えます。

3.Twitterマーケティングのデメリット

3-1 「炎上」しやすいSNSでもある

短文投稿であるがゆえに、ツイートの真意が伝わり切らず、情報の一部分のみをフォーカスされて誤解を招くこともあります。Twitterのリプライ欄では度々論争がおこなわれ、「そういうつもりで言ったわけではなかった」と、後から詳細を付け加えたり弁明をするツイートも垣間見られます。

また、匿名のユーザーが多いこと、情報の拡散性が高いこと、十分な推敲がなされないまま勢いで投稿する人も多いという特徴から、運用アカウントに向けての誹謗中傷が集まりやすかったり、炎上しやすいというデメリットが挙げられます。

3-2一見すると顧客層の分析がしにくい

Twitterのユーザーは匿名の場合が多く、男女比は約半数ずつであること、年齢も非公開に設定できることなどから、一見すると顧客層の人物像が浮かびにくいというデメリットがあります。こちらの対策については、後述する「気になるTwitterマーケティング戦略」をご覧ください。

3-3効果が得られるまでに時間がかかる

Twitterではハッシュタグ(#)機能やキーワード検索機能はあるものの、基本的には情報が届くのはフォロワーであるため、ある程度のフォロワー数を獲得できないと効果的なマーケティングを行えない可能性があります。拡散性が高いSNSであるため、ある一定のフォロワー数を超えると効果が爆発的に高まると考えられますが、そこに至るまでにはフォローキャンペーンの実施や、効果的なハッシュタグツイートをするなどの戦略が必要となります。

4.気になるTwitterマーケティング戦略

4-1ターゲット層を明確化する

メリットの項目でもお伝えした通り、Twitterは匿名で利用されることが多く、趣味嗜好の近いクラスターが発生しやすいです。そのため、狙ったターゲットへ効率よく情報を伝えるためにも、今一度ターゲット層を明確化することをお勧めいたします。

また、Twitter公式の「Twitterアナリティクス」というツールでは、「ツイートアクティビティ」や「オーディエンスサイト」などを確認することができます。1日あたりのいいね数やクリック数、人口特性(性別・年齢・言語・国・地域)などを分析することができるので、このようなツールをご活用されることもお勧めいたします。

4-2炎上対策をする

デメリットの項目でもお伝えした通り、サービスの特性上、炎上が発生しやすいSNSでもあります。炎上の原因は様々ありますが、企業の商品やサービスとは関係のない個人的なツイート、特に政治やセクシュアリティなどに関するセンシティブなツイートが火種になりやすい傾向があります。そのため、事前に運用マニュアルを準備し、ネットリテラシーに関する社内研修を適宜実施することをお勧めいたします。

また、複数アカウントを利用できるというメリットがある反面、自身の個人用アカウントと誤って、不適切な発言をしてしまう可能性も考えられます。投稿される際には、正しいアカウントかどうか、SNS担当の方は十分注意する必要があるでしょう。

4-3掴みはTwitter本文で、詳細は画像・動画や外部リンクへ

短文投稿であるTwitterでは、商品やサービスの詳細を伝えきることが難しいです。そのため、本文ではアイキャッチのためのキャッチフレーズや概要のみを載せ、詳細は画像や動画として補ったり、HPのURLなどを載せて外部リンクへ誘導することをお勧めいたします。

動画の一部のみを掲載して本編はYoutubeへ誘導する、公式LINEアカウントへ誘導するなど、他のSNSとの併用も多く見受けられます。

4-4運用スタイル・投稿時間などを熟考する

前述した成功事例では、「SHARPシャープ株式会社」がフランクな文体で情報発信をすることにより、親しみやすい印象をユーザーに与えているとお伝えしました。こちらのアカウントでは、自社の情報発信のみならず、一般ユーザーや他企業の公式アカウントへの積極的なリプライも話題になっており、より一層親しみやすさを感じることに繋がっています。

また、ローソンの公式アカウントでは、「あきこさん」という女性マスコットキャラクターが発信するスタイルになっています。アカウント運用する上では投稿時間も重要であり、ローソン公式アカウントの食品系宣伝ツイートの投稿時間をよく見てみると、「7:00」「11:00」「17:00」になっておりました。消費者の生活リズムを想定して適切なタイミングで投稿をすることにより、より購買意欲を高めることが期待できるでしょう。

学生や社会人であれば通勤通学の時間帯、自宅で過ごしている主婦などであれば昼頃~夕方頃など、ターゲット層によって検討してみることもできそうです。

SNSごとにメリット・デメリットがあるため、その都度目的に合わせた媒体で情報発信できるように、複数のSNSを併用して運用することもお勧めいたします。

いかがでしたでしょうか。Twitterマーケティングの基礎の部分をお伝えさせていただき、何となくイメージがわいてきたかもしれませんが、まだ疑問が残る方もいらっしゃると思います。

ECサポート株式会社では、上記のような施策を始めようとお考えの方をサポートさせていただいております。「売り上げをあげたい」「新商品を打ち出したい」「人材を増員したい」「自社がTwitterマーケティングに向いているか知りたい」など、お客様の様々な課題・悩みに最善のご提案をさせていただいております。



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