2020/06/17
シニア世代の方々に知って頂きたいスマホ活用術!LINE(ライン)や音声検索を使いこなそう!
目次
【若者中心に流行したスマホは、今やシニア世代の必需品に!】
新しいものは常に若者の流行から始まり、少しずつ異なる世代に浸透していくものですが、スマートフォンの普及はシニア世代にもあっという間に広がっていきました。
普段の流行とは違い、どうしてスマートフォンの普及は驚異的なスピードを見せたのでしょうか?
それは、スマートフォンのある生活がシニア世代にとって、とても便利で楽しくなるものだったからに違いありません。
今回は、シニア世代の方々に知って頂きたい、スマートフォンの活用術をご紹介したいと思います!
【スマートフォンはシニア世代の必需アイテム!】
新しい文化はなかなかシニア世代に受け入れられませんが、それは今に始まったことではなく、遠い遠い昔のエジプト文明に遡っても「若い者の考えることはよくわからん」と言われていたくらいです。
若者の文化がシニア世代に浸透しない一番の理由は、「そんな文化がなくても、自分の生活に困ることはない」と言っても過言ではないでしょう。
しかし、「スマートフォン」は唯一シニア世代に脅威のスピードで浸透した若者の文化です。
スマートフォンは言わば電話とパソコンを足したような電子機器ですが、シニア世代の生活を変えてしまうほどの影響力を持っているとは、発売当時はだれも予想しなかったでしょう。
マーケティングリサーチのMMD研究所によれば、2012年はシニア世代のスマートフォン所有率はおよそ8人に1人の12.7%だったのに対し、昨年2019年になるとおよそ3人に2人の68.5%と5倍以上となったのです。
今までは「スマートフォンがあると便利」程度の認識でしたが、今では「スマートフォンがないと困る」レベルにまで達しています。
今回は、そんなシニア世代の方々に、スマートフォンのオススメ活用術を2つご紹介したいと思います!
【オススメ活用術①:LINE(ライン)】
携帯電話とスマートフォンの一番の違いとまで言われるLINE(ライン)。
おそらくスマートフォンをお持ちのシニア世代の方々も、LINEを活用していらっしゃる方は多いかと思います。
電話やメッセージのやり取りはもちろんのこと、家族やお茶会友達だけのグループLINEを作ったり、お孫さんと写真のやり取りをしたりと、LINEは生活に密着していますよね。
それでは、シチュエーションに合わせて、ちょっと便利なLINEの活用術をご紹介しましょう!
『シーン①:お茶会グループLINEで、次のお茶会の日時を確認して欲しい時』
お茶会グループLINEがあると、お茶会の予定もグループLINEで連絡することも多いかと思います。
しかしLINEのメッセージを送るだけでは、その後に何かの話題で盛り上がった時に、次回のお茶会の連絡が上の方に行ってしまい、見落としてしまう恐れがあります。
どんなメッセージがやってきても、次回のお茶会はしっかりと告知をしたい場合は、自分が送った連絡メッセージを長押ししましょう。
すると、幾つか選択肢が現れた中に、下の方に「アナウンス」という項目が出てきます。
「アナウンス」をタップすると、トーク画面上部にメッセージが固定されるため、スクロールしても動かなくなりますよ!
これで次回のお茶会までは常に表示させることができますので、次回も全員しっかりと集まれます!
『シーン②:グループLINEの中の一人にだけメッセージを送りたい!』
次回のお茶会の後で、特定のメンバーとお話をしたくて都合を聞きたいけど、グループLINEでは全員でメッセージを共有しているため、メッセージを送るだけでは全員に知られてしまいます。
グループなのに、二人だけの会話なんて雰囲気が悪くなる恐れがあるので、できれば一人にだけメッセージを送りたいところですよね。
そんな時は、メッセージに「@+友達の名前」と付けると、特定の友達にだけメッセージを送る「メンション機能」を使うことができます。
ちなみにメンション機能を使ったことは、送られた友達にも通知がいくため、自分にだけ送られたメッセージであることを伝えることができますよ!
【オススメ活用術②:グーグルの音声検索】
シニア世代向けに開発されたスマートフォン「らくらくフォン」などではワンタッチで使えると話題になった「グーグルの音声検索」。
音声検索が登場した頃は、精度が低いためにほとんど使えなかったのですが、最近の音声検索は精度や感度が上昇し、非常に便利になりました。
しかし音声検索は馴染みがないため、シニア世代の方々もあまり積極的に活用されていないのでは?と思います。
精度や感度が高くなったとはいえ、音声検索はちょっと使うのにコツが必要な要素がありますので、2点コツをご紹介したいと思います!
『音声検索のコツ①:自然に話す』
音声検索だからということで、ちょっと緊張してしまったり、話し方がいつもと変わったりしてしまうことがありますが、そんな必要はありません。
普段の日常会話の単語を拾うように作られていますので、自然に友達と話すようにマイクに向かって話しかけることがポイントです。
また、検索する時のように、単語で区切る必要もありません。
例えば、郡山市で美味しい焼き肉屋さんを探したいのであれば、
「郡山市 焼肉屋 美味しい」
ではなく、
「郡山市の美味しい焼き肉屋」
と自然に話しかけると、音声検索が上手くいきますよ!
『音声検索のコツ②:あらかじめ検索したい内容をイメージしておく』
検索したい内容がまとまらないままスタートさせてしまうと、マイクに向かって話すまでに時間がかかってしまい、検索できなくなってしまうことがあります。
音声検索で焦る必要は全くありませんので、まずは検索したい内容をまとめるようにしましょう!
【LINE(ライン)と音声検索を極めると、もっと生活が楽しくなる!】
今回はシニア世代の方に知って頂きたいスマートフォン活用術として、LINE(ライン)と音声検索についてご紹介しました。
どちらもとても便利な機能で、使いこなせるともっと生活が楽しくなるかなと思いますので、是非ご活用頂ければと思います!
記事執筆:
ECサポート株式会社 代表 高橋 猛(たかはしたけし)
1973年生まれ 福島県郡山市出身
広告会社で10年間、主に住宅・自動車・サービス関連のグラフィックデザインに従事した後、学校法人 新潟総合学院(現FSGカレッジリーグ)教員として16年間、福島県内の広告・Web業界の人材育成を行う。現在はECサポート株式会社 代表取締役社長として、福島県内企業のWeb・ECコンサルタントとして活動中。