2023/02/08

【初心者向け】今から始める!Instagramマーケティングの基礎

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皆様はInstagramマーケティングをご存じでしょうか。

「最近よく聞くけれど、どのようなものなのか?」

「企業経営者として今からでも始められるのか?」

「他のSNSマーケティングとはどのような特徴の違いがあるのだろうか?」

そのような思いでこちらの記事にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。また、実際に最近運用し始めたはいいものの、思うように伸び悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回の記事では「これからInstagramマーケティングを始めたい」「Instagramマーケティングを始めたばかり」という皆様へ、Instagram関連の基礎をお伝えさせていただきます。自社に合ったSNSマーケティングかどうか検討するなど、成長戦略にお役立ていただけたら幸いです。

.Instagramマーケティングとは

1-1、Instagramマーケティングとは?Instagramの特徴は?

Instagramマーケティングとは、「Instagramを利用して商品やサービスをPRし、売り上げや認知度をアップさせる」手法のことで、近年多くの企業が取り入れているSNSマーケティングの一つです。

Instagramは2010年にサービス開始となった、アメリカに本社を置く「写真系」SNSです。投稿者のことは「インスタグラマー」と呼ばれています。日本国内では3300万人が利用しており、国内のウェブサイトランキングでは28位に入っております。(2022年12月現在)

13歳以上であれば誰でも無料で利用でき、ユーザー層は10代と20代で半数以上を占め、流行に敏感な女性の利用者が特に多くなっております。投稿にはハッシュタグ(#)が多く用いられることが特徴です。また、「リール」という最大15秒のショート動画を投稿できたり、「Stories(ストーリーズ)」という機能では最大15秒の動画をシェアし、投稿して24時間後には消えるという特徴があります。

年に一度の大型イベント「House of Instagram」という企業向けの講演も開催されており、ゲストスピーカーを交えて、Instagramがビジネスにもたらす価値、最新の成功事例、プロダクト活用方法などが紹介されました。こちらはアーカイブ視聴もできるようです。

1-2代表的な成功事例は?

1つ目は、小売企業の100円ショップ「DAISO(ダイソー)」です。ダイソーのフォロワー数は179万人であり(2022年12月現在)、新商品の宣伝、オリジナルキャンペーンなどで注目を集めています。新商品の宣伝画像はまるで雑誌の特集のようで、凝った背景やデザインにより100円商品とは感じさせない高級感が漂っています。

また、ダイソーではユーザー参加型のキャンペーンを定期的に実施しています。ダイソーの商品を使った「#ダイソーDIYフォトコンテスト」や、15歳以下の小中学生を対象に「商品開発アンバサダー」の募集もしておりました。

2つ目は、食品・飲料企業の「キッコーマン」です。キッコーマンのフォロワー数は9万人であり(2022年12月現在)、プロフィール文章には「社員が実際に試食しておいしかったメニューのみをご紹介しています」と記載されています。初心者にも作りやすいような料理のレシピが文章・画像・動画で紹介されており、「クリスマス料理」「夏レシピ」など、トレンドを意識したハッシュタグがよく用いられています。

1-3どのような分野で介入できる?相性がいい分野は?

「インスタ映え」という言葉がある通り、Instagramでは写真や動画などの視覚的な訴求効果が大きいため、食品・飲食、ファッション、観光、不動産企業などと相性がいいと言われています。また一般的にInstagramはB to C企業に向いているとされており、若年層や女性をターゲットとした商品を取り扱っている企業、ECサイトを運営している企業などとの相性がいい傾向が見られます。

何となく実態が掴めてきたところでしょうか。ここからはInstagramマーケティングの主なメリットをご紹介させていただきます。

.Instagramマーケティングのメリット

2-1Instagram内で新規ユーザーを集客しやすい

InstagramはSNSの中でも特にハッシュタグ(#)文化が浸透していると言えます。そのため、直接フォローをされていないユーザーへも情報を届けることが可能です。特に若年層への訴求が積極的に行われており、若年層の間ではタグで検索する「タグる」という言葉まで生まれているそうです。

また、他のSNSに比べると言葉の壁が薄いため、海外のユーザーも集客しやすいというメリットがあります。他にも、フォロワー以外の人にもおすすめ表示される「発見タブ」があるなど、企業が集客しやすいような機能が盛り込まれています。

2-2ユーザーの購買行動に繋げやすい

プロフィール欄やストーリーズにはECサイトのリンクなどを添付できるなど、ユーザーの購買行動に繋げやすい仕組みになっています。商品ハッシュタグなどから実際に商品を購入する人も多く、単なる宣伝の場ではなく購入のためのツールとなりつつあるのが、他のSNSと違う点だと言えます。

2-3低予算で精度の高い広告を打ち出せる

Instagramは実名登録制のFacebookと連動したSNSでもあります。そのため、居住地域、年齢、学歴、仕事などのデータをもとに精度の高いターゲティングが可能で、特定のターゲット層に向けて効果的な広告を打ち出すことができます。1日100円から利用できることも大きなメリットとなっています。

メリットがわかったところで、そろそろ気になるのはデメリットではないでしょうか。

.Instagramマーケティングのデメリット

3-1写真や動画で魅力を伝えづらい商品とは相性がよくない

実物がない商品は写真や動画で魅力を伝えることが難しく、文章での投稿が中心のSNSのほうが向いていることもあります。特にB to B商材を扱っている企業は、あまり相性はよくないと考えられているため、もし行うのであれば入念に練られた戦略が必要です。

3-2中高年層にはPRしづらい

10-20代が半数以上を占めるというInstagramの特性上、中高年層がターゲットの商品を取り扱っている企業とは、あまり相性がよくないと考えられています。その場合は、ターゲット層の子や孫へのPRとして戦略を立てるとよいかもしれません。「#おじいちゃんへプレゼント」「#おばあちゃんへプレゼント」などのハッシュタグを用いることをお勧めいたします。

3-3クオリティの高い写真や動画が必要となる

Instagramは写真や動画が主体のSNSであり、競合他社より魅力的な写真や動画が必要となってきます。文章よりも先に写真や動画が目に入るため、魅力に欠けるビジュアルでは興味を持ってもらえない可能性も高くなります。そのため、自社のブランディング力が必要とされるInstagramでは、近年SNSのプロにアカウントを代理で運用してもらうことも増えています。

3-4他のSNSへ投稿をシェアできない

Youtube、Twitter、Facebookなどには投稿を他のSNSへ共有する機能がありますが、Instagramにはありません。ハッシュタグの活用などによりInstagram内での新規フォロワー獲得は期待できますが、他のSNSからの流入が少ないため、その点での相乗効果はあまり期待できない現状があります。

このようにデメリットも多くある中で、それでもやはり施策として取り入れたい方も多いことでしょう。そこで、気になるInstagramマーケティング戦略をいくつかご紹介させていただきます。

.気になるInstagramマーケティング戦略

4-1 Stories(ストーリーズ)で単純接触効果を狙う

「単純接触効果(ザイオンス効果)」とは心理用語の一つであり、「元々興味がなかった人や物でも、複数回接触を繰り返すことで興味を持つようになる」といった効果があります。よく恋愛などにおいて、「好きな人とたった1回だけ長時間一緒に過ごすよりも、短時間でもいいため複数回一緒に過ごすほうが印象付けられる」などと言われています。

ストーリーズの投稿は24時間で消えるため、気軽にコミュニケーションをとりやすい機能となっています。他の投稿とも併用しながら、ユーザーとの親密度を上げていくことが重要です。

また、他のSNSを併用している場合には、Instagramのストーリーズにしか載せない情報も用意しておくことで、限定公開によるプレミアム感が際立ち、ユーザー獲得に繋げやすくなると考えられています。

4-2ハッシュタグをフル活用する

前述したとおり、Instagramはハッシュタグによる検索が盛んに行われています。人気アカウントが用いているハッシュタグやトレンドのハッシュタグを盛り込むことで、大勢の方の目にふれる機会を増やしましょう。

成功事例に挙げたキッコーマンのアカウントでは、「クリスマスレシピ」「クリスマス料理」など、一見同じようなハッシュタグも用いています。細かい言い回しの違いではありますが、なるべく多くのタグをつけることをお勧めいたします。また、ダイソーの成功事例でもお伝えした通り、ハッシュタグを用いたユーザー参加型のキャンペーンを実施することも効果的です。

4-3 Instagram広告を出す

メリットの項目で前述した通り、Instagram広告では低予算で高精度のターゲティングができます。Instagram広告は全部で6種類、「写真広告」、「動画広告」、「カルーセル広告」、「ストーリーズ広告」、「コレクション広告」、「インスタントエクスペリエンス広告」があります。

種類によって「広告感が薄い状態でPRできる」、「写真だけでは伝わり切らなかった魅力を伝えられる」、「期間限定の広告を流せる」、「カタログ形式で掲載できる」などの異なるメリットがあるので、自社にあったものを選ぶことが重要です。

SNSごとにメリット・デメリットがあるため、その都度目的に合わせた媒体で情報発信できるように、複数のSNSを併用して運用することもお勧め致します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Instagramマーケティングの基礎の部分をお伝えさせていただき、何となくイメージがわいてきたかもしれませんが、まだ疑問が残る方もいらっしゃると思います。

ECサポート株式会社では、上記のような施策を始めようとお考えの方をサポートさせていただいております。「売り上げをあげたい」「新商品を打ち出したい」「人材を増員したい」「自社がInstagramマーケティングに向いているか知りたい」など、お客様の様々な課題・悩みに最善のご提案をさせていただいております。小さなことでも構いません。詳しく知りたい方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。



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