2024/01/17
ユーザーに商品を買ってもらいやすいGoogleショッピング広告とは?
目次
ユーザーに商品を買ってもらいやすいGoogleショッピング広告とは?
Googleのインターネット検索で、自分が欲しい商品のキーワードを検索した時に、たくさんの商品の写真が出てきたことはありませんか?
キーワードに応じて、検索した商品のさまざまな写真がリスティング広告より上に表示されるのが、Googleショッピング広告になります。特に最近はスマートフォンで検索する人がほとんどなので、パソコンやタブレットPCと比べると、Googleショッピング広告の画面占有率がグッと上がります。それだけ人に見てもらいやすくなり、買ってもらいやすくなるのです。例えば、イヤホンと検索すると、たくさんのメーカーや種類のイヤホンの写真が羅列されます。もちろん、そこには値段やどこの店で販売しているかという情報も出ているので、周りの写真と比較しながら、購入を検討することも可能です。商品名をピンポイントで入力して検索しているユーザーは、相当購買意欲が高いユーザーなので、比較的商品を購入してもらいやすい傾向にあります。
それでは、今回はGoogleショッピング広告を有効活用する方法と、メリットやデメリットについてご紹介していきます。
1.Googleショッピング広告の仕組みを知る!
oogleショッピング広告は、どのような仕組みで作られているのでしょうか?仕組みを知り、広告を配信するまでに配信元は何をしなくてはならないのかを、1つ1つチェックしていきましょう!
1-1.Google Merchant Centerへの登録作業
Googleショッピング広告を利用するには、まずGoogle Merchant Centerに商品登録をしなければなりません。商品登録を行った後、Googleショッピング広告として配信したい商品情報を予めアップロードしておく必要があります。ユーザーが検索エンジンで商品名を検索すると、自動的に検索語句の解析が行われます。
その後、Google Merchant Centerに商品情報の問い合わせがされ、検索条件と合う商品情報が送られてくる仕組みです。Google Merchant Centerでは、自動的に検索語句と商品情報の照らし合わせが行われるので、事前のキーワード設定は必要ありません。
そして、商品データの質、入札価格等をもとにオークションを通して、ショッピング広告として表示するか否かが決定するというわけです。
1-2.Googleショッピング広告の課金方式とは?
Googleショッピング広告は、クリック課金方式でできています。これは、ユーザーが1クリックするごとに課金される形式です。
クリック単価は約10円~30円が相場になっています。一般的なリスティング広告よりも単価が安いため、安心して利用できます。
それも、2020年10月からGoogle検索のショッピングタブに無料で広告を載せられるサービスが始まりました。無料の割には掲載面が大きいというメリットがあり、使い方によっては費用対効果のバランスをうまく取れる可能性もあります。
有料のGoogleショッピング広告の下にはなりますが、お金をかけたくない人には朗報かもしれませんね。
1-3.Googleショッピング広告の掲載場所とは?
Googleショッピング広告は、Google検索「すべてタブ」、「ショッピングタブ」、「画像タブ」、Google検索のパートナーサイト、YouTube、Gmail、Google Discover等のGoogleディスプレイネットワーク等に掲載されます。Google検索のパートナーサイトやGoogleディスプレイネットワークは、掲載の有無を自分で設定することが可能です。
2.Googleショッピング広告のメリットとは?
Googleショッピング広告の仕組みが分かったら、次はどんなメリットがあるのかを順を追って見ていきましょう!
2-1.商品がイメージしやすい
Googleショッピング広告は、商品の写真や画像、商品名、値段、店舗名や企業名等、さまざまな情報を一気に盛り込み、ユーザーに伝えることができます。リスニング広告等のようにタイトルやキャッチコピー、商品説明文等のテキストを利用したものと比較すると、詳細が一目で分かります。他のショッピング広告も羅列して表示されるので、ユーザーも比較検討しやすい利点があります。
2-2.すぐに購入してもらえる
Googleショッピング広告は、サービスや商品の販売促進のために作られた広告手法です。ユーザーがショッピング広告をクリックすると、直接広告の最終ページに飛ぶことができます。
もし、自分が欲しい商品があれば、遠回りせず何か複雑な手続きなしに商品購入できるような仕組みになっています。ですから、検索した時点で写真や画像、同じような商品の情報を比較したユーザーが、自社のサービスや商品を購入してくれるまでの時間はほとんどかからないかもしれません。ユーザーのとっても、配信元の企業にとってもスピーディーに関係が築けるのが、Googleショッピング広告の強みです。
2-3.キーワード設定がいらない
Googleショッピング広告は、キーワード設定をしないで使うことができます。
ユーザーが商品名等を検索エンジンに入力すると、その商品情報をベースとして、関連性の高い検索キーワードを見つけ、広告を表示してくれるのです。
2-4.他の広告より目立つ
Googleショッピング広告は、Google検索の最上部か最下部に広告表示される仕組みになっています。
特にスマホは画面がパソコンやタブレットに比べると小型なので、画面占有率が大きく、商品の写真や情報が大きく出て、ユーザーの目に留まりやすいという利点があります。
それなので、リスティング広告やディスプレイ広告と比較しても、インパクトの強さはピカイチです!
2-5.複数の広告表示が可能!
Googleショッピング広告は、検索キーワードそのものの商品だけではなく、それに近い関連する商品であれば、複数表示できます。
商品掲載数が特に決まっていないので、他の広告媒体に比べて表示回数が必然的に多くなります。もちろん、ユーザーに見てもらう回数が多ければ多いほど、コンバージョン率が上がっていくわけです。
さらにショッピング広告単体ではなく、テキスト広告との組み合わせによって、認知度が上がる可能性が高まります。
2-6.ユーザーのニーズに合わせられる
Googleショッピング広告は、複数のカテゴリーを設定することができますデータフィードをうまく活用すれば、キーワード検索だけではなく、ユーザーのニーズに合うように広告自体も広がりを見せてくれます。
2-7.実店舗への誘導も可能!
Googleショッピング広告は、ECサイトで完結する広告では終わりません。
Googleマイビジネスに登録を行い、ローカル在庫広告という機能をランディングページとして使い、実店舗のホームページに誘導する方法があります。商品の在庫状況や予約したものを店舗で受け取る情報等を掲載することができ、ユーザーに実店舗に来店してもらいやすくする働きがあります。
3.Googleショッピング広告のデメリットとは?
他の広告媒体と比べても、商品を購入してもらいやすいGoogleショッピング広告ですが、何かデメリットは存在するのでしょうか?
3-1.キーワードや入札価格の調整ができない(無料版)
無料版はキーワード設定がいらない代わりに、Googleショッピング広告はキーワードを変えたり、調整したりすることができません。Googleのアルゴリズムが検索語句と商品フィードを加味し、自動的にどの広告を表示するかを決めてしまいます。自分でキーワードを調整できないので、どのような検索ワードによって、ショッピング広告が表示されるか予め知ることはできないのです。
それも、ショッピング広告表示は、商品フィードやランディングページの情報に左右されます。こちら側で細かい調整が手動でできないため、ユーザーの細かいニーズに応えられないリスクが存在します。
また、微妙な調整ができないので、どうしても表示したくないキーワードは、予め除外設定をしておく必要があるのです。
3-2.改善や変更が難しい
Googleショッピング広告は、Google Merchant Centerが集めた商品情報のデータフィードがベースになっていて、それに応じて広告表示がなされます。リスティング広告のような検索連動型広告の場合、クリック率や品質スコア等を分析することで、よりよい広告に改善や変更が可能です。
ショッピング広告の場合は、そのような明確な基準がないので、確実な現状把握ができません。
ただし、複数の広告表示ができるので、商品掲載数を増やすことで自ずと広告表示数を増やすことはできます。もちろん、広告表示数が増えれば、自社の商品を購入してもらえる機会も増えるに違いありません。
3-3.登録手続きが複雑である
Googleショッピング広告は、掲載する商品の情報をまとめたデータフィードを作成するところから始まります。その後、Google Merchant Centerにアップロードし、広告と連携する作業があります。そして、Google Merchant Centerに登録する商品情報のデータフィードは、Googleポリシーに反するものであってはなりません。
結構思っていたより、細かい基準があるのでしっかりとした確認が必要です。商品1つ1つにタイトルや特徴などの属性を作っていかなければなりません。
3-4.商品フィードはメンテナンスが必要!
Googleショッピング広告には、商品データの有効期限が設けられているため、定期的な更新作業が必要となります。
30日以上更新されていない場合、広告掲載ができなくなってしまうのです。特に商品情報に変更がなくても、再アップロードをしなくてはなりません。
さらに、商品の在庫状況や値段等の商品フィードの情報とランディングページの情報が合致しない場合、広告掲載がされなくなりますので注意が必要です。
3-5ポリシー違反はアカウント停止処分
Googleショッピング広告には厳しいポリシーがあり、さらにショッピング広告自体のさまざまな条件も厳しく決められているので、こちらも確認が必要となります。
・禁止コンテンツ→Googleネットワークで宣伝できないコンテンツ
・禁止行為→Googleでの広告掲載で禁止されている広告手法
・制限付きコンテンツ→宣伝はできるが、制限があるコンテンツ
・編集の基準と技術的な要件→広告とウェブサイトに対する品質基準
これらのポリシー違反は最悪アカウントの停止処分になってします場合があります。
まとめ
Googleショッピング広告は、一度作り上げてしまえば、さほどメンテナンス自体は難しくないかもしれません。ユーザーの購買意欲を上げ、コンバージョン率を上げるには、最適の広告媒体と言えるでしょう。
ただし、そのために必要になるのは、商品フィードのまめな更新になります。特に掲載商品が多い場合、しっかり管理することがGoogleショッピング広告の費用対効果を生み出すのです。専門知識がある広告代理店に依頼すれば、商品フィードをいつも最適な状態に更新、メンテナンスを行い、理想を現実にすることができます。
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