2021/05/02

なぜ高品質なホームページが必要なのか?

ホームページ制作



 コロナ禍が続く中、ビジネス環境においてホームーページの役割はますます重要になってきています。
当社にも毎日、ECサイトやホームページの新規制作または既存ECサイトやホームページのリニューアルの相談が相次いでいます。

 それぞれ理由があってホームページを制作するのだと思いますが、現在のホームページには様々なタイプがあり、それぞれの特殊機能を追加するごとに費用も大きくなってまいりますので、自社のホームページ・webサイトにはどのような機能が必要なのか?
ホームページで「やりたいこと」「できること」の理想と現実についての理解を深めていただきたいと思います。

 ホームページ制作における、お客様からの要望で最も多い上位3点を記載いたしますので、もしもこの中に同じ要望があれば今後の参考にして欲しいと思います。

第1位「検索結果で上位表示させて欲しい」



 残念ですが…こちらは自然に考えて、これは無理なことをまず理解してください。GoogleやYahooの検索結果のアルゴリズムでは、簡単に言うと「世に中の人々に支持されているデータ」を基に公平に表示順位が決定されています。

 ホームページを開設すると、「上位検索を約束します!」よくこのような営業の電話がかかってきます。これは、企業の弱みにつけ込んだ詐欺営業ですので、だまされないよう十分注意しましょう。


「何とかネットで集客したい」という、すがる思いも分からない訳ではありあませんが、そんなに都合の良いサービスは存在していません。


検索で上位表示をさせたい」この要望を実現するためには、あらゆる機能を搭載した高品質なウェブサイトを構築するしかありません。
あらゆる機能=駄な機能ということではなくて、ユーザーに提供すべきなのは「商品説明・サービス説明・FAQ・料金・規約・アクセス」だけでなく、「カスタムメイド・定期注文・利用イメージ動画・お客様の声・自動見積り・エビデンス・リアルチャットetc」などのより便利な付加価値となる機能(コンテンツ)を永遠に充実させてゆく取り組みが必要なのです。


 反対低品質なホームページとは、独自性のないテンプレートを使用して5ページ 程度で構成されたホームページのことを言います。
これは、ユーザービリティを考えた時に、ネット接客という観点・情報提供という観点においてあまりに不親切なweb店舗という評価となり、表示順位も低くなってしまいます。
 実店舗で取り揃える「パンフレット・チラシ・カタログ・店内サイン・屋外看板・名刺・ポスター・説明書・商品ディスプレイ・什器・店舗建築など」広告宣伝ツールと合わせて店舗建築の全てがweb店舗でも同レベル以上で実行されていなければなりません。

 そのような取り組みを進めていく結果として、高品質なホームページが構築されて表示順位も高くなるという結果になります。
スマホが主流」となる前の時代、ホームページは単に会社紹介のデジタル版でしたが、今後は実店舗よりも「オンライン店舗が主流」になる時代になります。福島県内の企業には、1日も早くDX化(デジタルトランスフォーメーション)に取り組みましょう!

【検索表示に関する相談】

・既存のホームページ(ECサイト)を指定キーワードで検索した際、1番上に表示されるように改善して欲しいのですが、どうすればよいでしょうか?

・新しくホームページを開設した際、指定キーワードで上位表示されるまでには、どのくらいの期間が必要なのでしょうか?

・以前は上位表示されていたのですが、現在は大きく順位が低下してしまいました。上位表示されるよう改善することは可能でしょうか…

第2位「良質なお客様から注文をいただきたい」



 私がECコンサルタントとして福島県内の多くの企業経営者から相談を受ける中で、意外にも多く出てくるキーワードは「お客様の質」に関するお話。

このブログを読んでいる中で「あるある!」という経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは高嶺から差別していることではなくて、しっかり区別(マッチング)したいという意味です。

 自社の商品を「誰に営業したいのか」「誰から注文が欲しいのか」このことを明確にして、顧客とのマッチングをさせるための施策が重要です。
 低品質ホームページと高品質ホームページでは、残念ながらクリエイティブに圧倒的に差があります。福島県内の企業ホームページでは品質が低品質のものがまだ多く存在しているのが残念です。
 商品が良ければ問い合わせ・注文が来る時代はもう終わっています。インターネットに進出するということは、おのずと競争力も高くなりますので、自社商品の魅力をしっかり理解し、より魅力的に伝えなければスグに埋もれてしまいます。

 現に福島県内では知らない人が居ないくらいで、スーパーにも必ずある商品でも、自社スタッフがデジカメで写真を撮って、既存ツールでネットショップを開設してみたけれど「年間数件しか注文が来ないんです…」という場合もあります。

 ネットユーザーは必ずといっていいほど競合店舗と比較検討を行っておりますから、写真、配色バランス、ロゴ、書体などのデザイン要素もターゲットとしている人の嗜好によりそって高品質なイメージに作り上げることも必須なのです。
 低品質ホームページの場合では、注文が少ないこと以外にクレームも多くなるケースが見られます。これも「商品が悪い」「客層が悪い」ということではなく、正確にマッチングがされていないということの結果です。

【マッチングに関する相談事例】

・値引きやSALEを重要視する客ではなくて、高所得者または富裕層からの支持を集めるためには、どのようにすれば良いのでしょうか?

・より多く、老若男女を問わず、全国の方に広く知っていただきたいのですが、それはいつまでに、どのくらいの実績が可能でしょうか?

・希少なターゲットへのアプローチはどのようにすれば良いでしょうか?

第3位「もっと売り上げを伸ばして欲しい」

売り上げを伸ばすためには、当然ながら注文を増やさなければなりません。

単に注文を増やすことは然程難しいことではないのですが、増加した注文を即時対応するために、社内の対応スピードを2倍に早めること(作業効率化)のほうが難しいポイントとなります。

商品の仕入れ」といった物理的な対応は解決できると思いますが、「在庫連動」「決済入金」「伝票発行」「顧客対応」といったネットショップ(EC店舗)に必要不可欠なバックエンドシステムの機能強化も高品質な装備として欠かせません。

高品質なホームページを作成して、どんどん注文も増えてきたのは良かったが、店舗で対応ができなくなり注文をストップせざるを得ない状況で、結果クレームが発生してしまうケースもあります。

品質はホームページだけではなく、ホームページと連動した管理システムを含めて高品質に高機能にしていかなければなりません。

福島県内の企業が、ネット販売やネットPRに少しずつ前向きになってきたところですが、インターネット上のビジネスにおいては、まだまだ確認しなくてはならない点がたくさんあります。

挫折と失敗を繰り返しながら、最終的には高品質なシステム構築に辿り着くのですが、時間を無駄にしたくないという事業者の方は是非ご相談ください。

当社は福島県内の農林水産業をはじめ工芸・製造・サービス業のインターネットを活用した販路拡大を全力でサポートしています。



【売上げに関する相談事例】

・注文件数は増えたのですが、利益率が低くてあまり儲からないのですが、「原価+利益=売上」または「利益=売上-原価」のバランスについてはどのような戦略で考えればよいでしょうか?

・DX化(デジタルトランスフォーメーション)にともない社内体制をどのように変えれば良いでしょうか?また専門人材の採用、育成について教えてください。

・ネット上での新規顧客の獲得、既存顧客へのリピート対応については、どのように戦略的に行っていけば良いのでしょうか?実施の時期やタイミング、または年間広告予算・スケジュールについて教えて欲しい。






■web・ECに関するお悩み・ご相談については、お問い合わせフォームよりご連絡ください。専門コンサルタントが、専門的視点で丁寧に対応させていただきます。

「お問い合わせフォーム」はこちら»







記事執筆:
ECサポート株式会社 代表 高橋 猛(たかはしたけし)
1973年生まれ 福島県郡山市出身
広告会社で10年間、主に住宅・自動車・サービス関連のグラフィックデザインに従事した後、学校法人 新潟総合学院(現FSGカレッジリーグ)教員として16年間、福島県内の広告・Web業界の人材育成を行う。現在はECサポート株式会社 代表取締役社長として、福島県内企業のWeb・ECコンサルタントとして活動中。

関連記事

おすすめ記事